ミニマルデザインについて学ぶ

ミニマル

Minimal Design(ミニマル デザイン)について学ぼう

意味:

最少限度の, 極小の, 極微の …からなる最低限のさま

 歴史はそう浅くない。元は1900年代初期、建築デザインを手がけた人々から生まれた表現手法の一つ。彼らは学んだ知識を単純化し、造形物にデザインとして取り入れたのだ。

ミニマリストの表現における可能性をデザイナー等人々の思考により多くの手段へと広めていった。

写真:Google社のロゴ変革 by Tsuyo5hi

 近年生きる我々にとってミニマルデザインが短に感じるようになったのは言わずと知れているだろう。Google社のロゴ、コンセプトデザインの大幅リニューアル、Starbucks社のロゴ及びマークのミニマル化などあなたの生活に密着する企業等ものともせず各ブランドまでもが奇妙なほどデザインのあり方を変えたのだ。

 私たちが日常で馴染み見ていた感じていたデザインにおける感性はブランドを、製品を、…主張するために派手で大胆で又は手の込んだように見せる表現を見てきただろう。字体を使うにあたっては多くの種類を一つの画面に多く取り入れ、一つの画面に場所が開く限り要素を取り入れ、派手にする事でどこまで見てもらえるか、感じてもらえるかを大胆にする表現は見慣れるほど馴染んでいた過去がある。

ミニマルデザインを知った表現者たちは今までしていた派手さをどう受け止めただろうか、誰が気づけただろうか。

派手さは真逆とも言えるミニマリストという今まで多くは使われなかった表現手法に流されていき、浮き出るようなリアリスティックで詳細なデザインを求めていた人々にとっては今や中途半端に作られた物の様に思え"ダサい"となり得るだろう

シンプルで主張性のあるデザインは我々の受け止め方もシンプルであろう。

ミニマリストデザインを施されたロゴを例にするならば、読みやすい字体、単純で特徴を捉えやすい形状から頭の中で字を読み取り、心の中でスラっと読み上げる。この段階に至るまで数秒または瞬時で把握できる能力のあるデザインはミニマルデザインであるからであろう。また慣れ親しんだブランドからなると、心に薄くとも着実に印象付けることでデザイン、ブランド性を感じ取ることさえ容易であろう。

写真:Wall Glass by Tom Rolfe

ミニマリストにおけるデザインは普及に過ぎず、最先端とは言い難いだろう。何故なら過去故に100年程前から存在していたからだ。

新たな手法、新たな表現性を見つけ、クリエイティビティを広げ続け自身の方向性へと道が開けたならば最先端のデザインとしてふさわしいだろう。